200坪の土地で200%過積載ができるのはいつか?

なかなか太陽光に適した土地を見つけるのが難しくなっているように思います。

低圧の野立て太陽光の土地の「標準サイズ(?)」は、1000平米(300坪)くらいだと思うのですが、このサイズで太陽光発電がやりやすい土地は、すでに太陽光用地になっている場合が多く、新たな土地はなかなか見つからないのが現状だと思います。

「土地付き太陽光」の仲介サイトで1000平米クラスの物件を見つけても、詳細を確認すると、日当たりに難があったり、造成費用を考えると採算が難しそうな場合が多いように思います。

土地の広さを妥協して、6~700平米位で我慢すれば、選択の範囲は広がりますが、発電量が少なくなって儲けが減ってしまいます。

このような状況をすぐに解決するのは難しそうですが、今後期待しているのは、ソーラーパネルの「モジュール変換効率の向上」です。

モジュール変換効率が向上して、ソーラーパネル1枚当たりの発電量が増えれば、土地の面積が比較的小さくても、十分な発電量を得られる可能性があります。

300坪の土地はなかなか見つからなくても、250坪や200坪でよければ、土地の選択肢が増えてくると思います。

現在、野立てなどの産業用では、60セルの出力が270~300W位のソーラーパネルが主に使われていると思いますが、同じ60セルで出力が増えた場合、土地の面積に対して設置できるパネルの総容量がどうなるか、グラフを作成してみました。

土地面積に対するパネル総容量

条件は、
・パネルの設置面積は土地の面積の60%
・パネル1枚の面積は1.7㎡(60セルサイズ)
としてあります。

グラフを見ると、200%過積載(パネル総容量100kW)に必要な土地の面積は、

300Wパネルの場合は、1000㎡程度
330Wパネルの場合は、900㎡程度
360Wパネルの場合は、800㎡程度
400Wパネルの場合は、700㎡程度
450Wパネルの場合は、650㎡程度

となっています。

450Wのパネルを使うと、200坪の土地で200%過積載が実現できそうです。

問題は、これがいつ実現できるかですが、NEDOの計画通りになるとすれば、

NEDO発電コスト低減シナリオ
太陽光発電開発戦略(NEDO PV Challenges)

モジュール変換効率は、
2020年で22%
2030年で25%以上
となっているので、

2020年になれば、800㎡程度の土地で200%過積載ができそう
2030年頃になれば、200坪程度の土地で200%過積載ができそう

ということになります。

200坪で200%はまだちょっと先になりそうですが、250坪で200%は、あと2~3年でできるかもしれません。

ちなみに、モジュール変換効率が向上して、パネルの枚数が減って土地の面積が減ると、いろいろメリットがありそうです。

・必要な部材の量が減る(架台、ケーブル、フェンス)
・工事費が減る
・土地代が減る(坪単価が同じなら)
・雑草の面積が減る

NEDOの計画より前倒しで、モジュール変換効率が向上することを期待しています。