パナソニックの太陽光発電シミュレーターが結構便利かもしれない
太陽光発電所の発電量をシミュレーションするツールは、ネット上にいくつか公開されていますが、パナソニックのサイトにあるものを紹介します。
Panasonic 太陽光発電シミュレーターすでに利用されている方もいるかもしれませんが、必要最低限の設定で簡単に使えるのがいいと思います。
サイトを開くと設定画面が出てくるので、必要項目を入力します。
「太陽電池モジュール設置形態」は、野立ての場合は、「屋根開放型(架台設置型)」でいいと思います。
必須の項目を入力したら、下にある「シミュレーション開始」のボタンを押すと、シミュレーション結果が表示されます。
実にシンプルで分かりやすいと思います。
細かい補正値の設定などはできませんが、とりあえず発電量の目安が知りたい場合にはいいと思います。
ただし、1つ重要な欠点があります。
このシミュレーターは、過積載のピークカットに対応していないと思われます。
過積載率が120%(60kW)程度なら、あまり気にする必要はないと思いますが、それ以上の場合は考慮した方がいいと思います。
参考までに、以前、NEDOの日射量データ(METPV-11)を使って、特定の条件で計算した年間のピークカット率は、こんな感じです。
ピークカット率は、日射量やパネルの角度などによって多少変わってきますが、大体の目安にはなると思います。
70kWで2~3%程度
80kWで5~6%程度
90kWで8~9%程度
100kWで10~12%程度
といった具合なので、シミュレーション結果の年間予測発電量からこのピークカット分を減らせば、実際の発電量により近い値になると思います。