固定資産税の路線価と標準宅地の価格の調べ方
土地を所有すると、土地の固定資産税が課税されますが、その税額は土地によって様々です。
宅地の固定資産税の場合、税額の元になるのは、「路線価」又は「標準宅地の価格」です。
基本は、その土地に接する道路の「路線価」を元に、その土地の税額が決定されますが、「路線価」がない場合は、近隣の「標準宅地の価格」を元に、その土地の税額が決定されます。
「路線価」や「標準宅地の価格」は、
全国地価マップ
で調べることができます。
「固定資産税路線価等」を選択して、調べたい場所の地図を表示させて、ズームインしていくと、路線価が出てきます。
道路の矢印に書かれた数字が、その道の路線価です。
路線価が書かれていない場所では、標準宅地を使用します。
赤丸が標準宅地の場所です。
「状況類似地域(区)」にチェックを入れると、
地図上で状況が類似した地域毎に色が付くので、調べたい土地と同じ色の最寄りの標準宅地をクリックします。
すると、その標準宅地の価格が表示されます。
ちなみに、宅地の固定資産税の税額は、以下の計算で決まります。
路線価(標準宅地の価格)×補正率×面積=評価額
評価額×各種比率など=課税標準額
課税標準額×1.4%=固定資産税の税額
(課税標準額×0.3%=都市計画税の税額)
補正率とか各種比率などがクセもので、話がややこしくなるので、ここでは省略します。
太陽光用地の固定資産税は、とりあえず、
路線価(標準宅地の価格)×面積×1.4%
より高くなることは、ないと思います。
(市街化区域の場合は、都市計画税も課税されます)
実際にはこれの3割とか5割とか7割とか、市町村によっても土地の立地条件によっても変わってきます。
(土地の立地条件については、固定資産評価基準
に基準が書かれています)
いずれにせよ、最終的に土地の固定資産税を決めるのは市町村なので、市町村の役所に問い合わせるのが一番簡単で確実だと思います。