買取価格が8円/kWhなら、固定価格買取制度がいらなくなるのでは?

前回のブログ
2022年までの太陽光のFIT買取価格が見えてきた?
の続編です。

固定価格買取制度(FIT)で、2022年度の太陽光の買取価格を8円/kWh程度にしようとしているようですが、8円/kWhまで安くなるのであれば、もうFITの制度自体いらなくなるかもしれません。

以下は、JEPX(日本卸電力取引所) の取引価格のチャートです。

電力スポット価格20180912
 
これは本日(2018/9/12)のチャートですが、太陽光発電が発電する時間帯は、12時前後を除いて大体10円位になっています。

次は取引価格が急騰した7月24日のチャートです。

電力スポット価格20180724
 
この頃は猛暑で電力需要が高まっていた時期ですが、10時頃から20円を超えて、17時頃に70円を超えています。
もし8円で買った電気を70円で売ることができれば、ボロ儲けできそうです。

ちなみに、この次の日の8月25日は、西日本エリアの取引価格が史上最高の100円になったそうです。
電力市場価格が史上最高値100円

逆に、電力需要が少なく、太陽光発電がよく発電する5月の日曜日の価格はこんな感じです。

電力スポット価格20180520
 
これは5月20日のチャートですが、日中は6円/kWh程度です。

2022年に8円/kWhという価格は、卸市場の価格から決めた値段かもしれません。
普通の平日の日中が10円/kWh前後で、電力需要が少ない休日が6円/kWh前後。
間を取ると8円/kWhです。
8円/kWhなら再エネ発電賦課金をなくせるのではないでしょうか。
政府は、FITをやめるために8円/kWhという価格を出したのかもしれません。

もしFITがなくなったら、発電事業者にもいろいろメリットがありそうです。
・認定の取得に何カ月も無駄な時間を費やす必要がなくなる。
・パネルの追加・変更が自由にできるようになる。
・広い土地を自由に分割できるようになる。
・フェンスや標識がいらなくなる。
・「認定取り消すぞ」と言って脅される心配がなくなる。

FITの制度やJPEAの対応に苦労している人にとっては、夢のような時代がやってくるかもしれません。
ただし、FITがなくなった後、代わりに新たな制度ができなければの話ですが。