ゴールデンウィークは、再エネ出力制御ウィークになる
2019年のゴールデンウィークは10連休になるそうですが、再エネの発電事業者には、あまりうれしくない10日間かもしれません。
最近の九州電力管内は、週末の再エネ出力制御が常態化してしまっていますが、秋より日射量が増えて電力需要が減るゴールデンウィークは、天気が悪くなければ、ほぼ間違いなく再エネの出力制御が実施されそうです。
天気次第では、出力制御10連発ということもあるのでしょうか。
九州電力だけでなく、伊方原発3号機が再稼働した四国電力も、来年から再エネ出力制御を実施する可能性が高いです。
さらに、中国電力も再エネ出力制御を実施しそうな雰囲気です。
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「太陽光山盛りグラフ」で、来年のゴールデンウィークは大変になると言っています。
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ところで、九電、四電、中国電の3エリアが出力制御を実施する時は、関西電力との連系線をフル活用するはずなので、関西電力エリアに400万kWの電力が供給されることになります。
関西電力エリアの需給状況は、とりあえず当面は大丈夫そうですが、さすがに400万kWの受け入れは徐々に厳しくなってくるのではないでしょうか。
中電、北陸電とも分担するのかもしれませんが、それでも間に合わない時は周波数変換して東電に送るのでしょうか。
早く蓄電池が安くなって、出力制御が必要なくなる日が来ることを願います。