2018年12月の日射量に異変か? 今後の日射量はどうなる?
今年の12月は冴えない天気が続いています。
この調子でいくと、今年の12月は過去10年で最低の日射量かもしれません。
これは東京の月別の全天日射量(月平均)です。
今年の12月は22日までのデータを使用しています。
今年は9月に急低下した日射量が11月以降、再度低下しています。
福岡や函館でも12月の日射量は厳しい状況のようです。
12月の日射量の長期的なトレンドは、このようになっています。
上の水色の線が日射量の長期トレンドですが、去年までの良好な10年間が終わってしまったような感じになっています。
これが今年だけの一時的な現象かどうか分かりませんが、やはり気になるのは、湿度(茶色の線)の上昇です。
湿度の上昇と日射量は関連している可能性が高いと思います。
(参考)
日射量の長期トレンドは今後どうなる?(6)・・・日射量と湿度の関係
日射量の長期トレンドは今後どうなる?(7)・・・秋の日射量は低下傾向か?
東京では2005年頃を境に、秋以降の湿度が急上昇しています。
湿度が急上昇している原因が、温暖化で海水温が上昇して水蒸気量が増加しているためだとすると、この傾向は今後も続く可能性が高いと思います。
そうすると、秋以降の日射量は、今後さらに低下するかもしれません。
今は春から夏にかけての日射量が非常に良好なので、秋以降、多少低下しても、年間トータルではあまり問題ないかもしれませんが、今後どうなるかは非常に気になるところです。