台風15号被害、停電が長引くと通信回線も壊滅的になることが露呈

台風15号の影響で発生した大規模停電はまだ収束していませんが、通信回線も使えない状態が続いています。

ドコモ通信障害20190909
docomo 重要なお知らせ(通信障害等)

ドコモ通信障害20190909エリア
台風15号の影響に関する復旧エリアマップ(更新日時:2019/09/10 16:00)

auとソフトバンクも同様のエリアで障害が続いています。
各社は基地局の予備電源確保(予備バッテリー)、発電機設置、移動電源車の派遣などによる対策を行っていますが、それでも今回のような広範囲で長時間の停電では限界があるようです。

さらに、今回は携帯回線だけでなく、固定回線も使えなくなっています。

NTT通信障害20190909
 
NTT通信障害20190909エリア
NTT東日本 台風15号の被害に対するサービス影響等について(第5報)

今回の台風15号の被害によって、日本の通信インフラの脆弱性を再認識させられました。
広範囲で長時間の停電が発生すると、通信回線は有線も無線も使えなくなることを認識しておく必要がありそうです。
いくら自分の所でソーラー式の携帯充電器を用意していても、基地局が使えなければ通信できません。
災害伝言板にアクセスすることもできません。

大規模な災害が発生した時は、避難所や役所などの通信回線を確保することが優先されると思われますが、それもアクセスが集中すれば繋がりにくくなる可能性があります。

最悪、数日間通信できなくなっても、特に困らないように(慌てないように)しておくのがよさそうな気がします。