バッテリーが膨張してハマグリになったiPhoneにガラケーの電池パックを入れてみた

太陽光発電所の遠隔監視に使っているiPhone 3Gが、ついにハマグリになってしまいました。

iPhone3Gはまぐり状態1
 
液晶部分が反って、パックり口を開けています。

iPhone3Gはまぐり状態2
 
iPhone3Gはまぐり状態3
 
液晶部分がこれだけ持ち上げられているということは、内部のメイン基板にも相当なストレスがかかっていることになります。
とりあえず普通に動作していますが、このままではいつ壊れてもおかしくないので、バッテリーを取り出すことにしました。

ネットで検索すると、iPhone 3Gの分解方法がいくつか出てくるので、それを参考にして分解しました。

まず、液晶の部分を取り外すと、やはりメイン基板も中央部分が盛り上がっていました。

iPhone3G分解1
 
よく壊れずに動作していたものです。

次にメイン基板を取り外すと、バッテリーが出てきました。

iPhone3G分解2
 
おもちを焼いたように、パンパンに膨らんでいます。

iPhone3Gバッテリー膨張
 

さすがにもうこのバッテリーは使えませんが、iPhone 3G自体はまだ正常に動くので、できれば使いたいと思っています。
でも、こんな古い機種にお金はかけたくありません。

試しに、バッテリーなしでACアダプタだけで動くか見てみたのですが、ダメでした。
バッテリーは必須のようです。

iPhone3G用の互換バッテリーがネットで販売されているようですが、今一つ買う気にはなりません。
製造してから何年も経っている可能性があるので、不良品や劣化品を掴まされるリスクがあると思います。

いろいろ悩んだ結果、試しにガラケー用の電池パックを使ってみることにしました。
この電池パックは、現在使用中のガラケーで昔使っていましたが、劣化したので放置していたものです。
iPhone 3Gは常にACアダプタで使うので、バッテリーは多少劣化していても、起動ができれば問題ありません。

ガラケー用電池パックN16
 
この電池パックをiPhone 3Gに接続するために、iPhone 3Gのバッテリーに付いている基板を取り外します。

iPhone3Gバッテリー保護回路
 
黄色のフィルムを外して、バッテリーの電極部分を繰り返し折り曲げていたら、ポロっと外れました。

iPhone3Gバッテリー保護回路基板
 
この基板のそれぞれの電極に、携帯の電池パックのプラスとマイナスを接続します。

iPhone3Gバッテリー保護回路基板2
 
実際には、基板の裏側(上の写真は表側です)にリード線をはんだ付けしました。

そして、ガラケーの電池パックにリード線を接続して、iPhoneに収めました。
(電池パックの方も、直接はんだ付けしました)

iPhone3Gにガラケーバッテリー
 
何と、この電池パックの厚さはiPhone 3Gにピッタリでした。
大きさもちょうどいい感じで収まっています。

そして、メイン基板と液晶を元に戻して、電源を入れると、見事に復活しました。

iPhone3Gガラケーバッテリー動作
 
ACアダプタで全く問題なく動いています。
バッテリーでもそれなりに動いています。

結局、1円も使わずに、期待以上の結果を得ることができました。
このiPhone 3G、まだまだ使えそうです。

<注意>
ここに書いた内容は、完全に自己責任の話になります。
ここの内容を参考にする場合等は、全て自己責任でお願いします。
バッテリーは扱い方を誤ると、機器の故障だけでなく、発熱や発煙、発火等、危険が生じる場合がありますので、十分ご注意ください

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