2019年の日射量は結果的にはまずまずでしたが・・・

2019年も残すところあと数時間というところですが、今年の日射量を確認しておくことにしました。

今までと同様、気象庁の過去の気象データ検索 の東京、函館、福岡の月別の全天日射量のデータを使用しました。
(2019年の12月は30日までのデータです)

月別日射量tokyo_201912 月別日射量hakodate_201912 月別日射量fukuoka_201912

 
今年は、とにかく7月の日射量の落ち込みが激しい年でした。
通常なら7月は5月と並んで日射量の稼ぎ時のはずですが、今年はそれが当てはまりませんでした。
特に東京の落ち込みは、過去10年で最悪です。

ただし、もっと長期で見ると、バラつきの範囲内と言えるかもしれません。
東京の7月の日射量の長期推移はこのようになっています。

日射量と湿度の推移tokyo_201907
 
2003年や2006年の7月の日射量は、今年よりも低かったようです。
今年がたまたま低かっただけならいいのですが・・

でもやっぱり気になるのは、ここ数年の湿度の上昇です。
(上のグラフの茶色の線)
東京の今年7月の平均湿度は、何と89%です。

地球温暖化の影響による海水温の上昇が原因のようですが、この湿度の上昇によって天候が悪化して日射量が低下するという悪い状況にならないことを願います。

次は日射量の長期トレンドのグラフです。

日射量長期トレンドtokyo_2019 日射量長期トレンドhakodate_2019

日射量長期トレンドfukuoka_2019
 
このグラフを見る限り、3地域とも、現時点では長期トレンドが何か大きく変化するような感じはないと思いますが(願望も込めて)、引き続きチェックしていこうと思います。