完全DIYのスマートメーター遠隔監視システムを紹介します
現在、第2発電所で運用しているスマートメーターの遠隔監視システムです。
本格的に運用を始めてからまだ4カ月ほどですが、今のところ非常に安定して動作しているので、紹介したいと思います。
システム全体の構成はこのようになっています。
スマートメーターの計測データをBルートで取得して、そのデータをWebサーバーに保存して、スマホやPCで表示するというシステムです。
Bルート通信とWebサーバーへの転送は、インテルのスティックPC(ComputeStick STCK1A32WFC
、Windows10)でやっています。
このスティックPCは第1発電所で3年前から使っていますが、見た目によらず非常に安定して動いています。
その他の機器、ソフト等は以下の通りです。
Wi-SUNアダプタ:テセラテクノロジー RL7023 Stick-D/IPS
ルーター:NECのLTEホームルータ(Aterm HT100LN
)
USBハブ、USB-LAN変換:IO DATA US2-HB4ETX
LANハブ:家にあった100Baseのスイッチングハブ
Bルート通信ソフト:Smamon
格安SIM:OCNモバイルONE
これらを現地のプラボックスに収納しています。
こんな感じです。
下半分は電源コード類でごちゃごちゃしているので、隠してあります。
コード類を除けば、かなりスッキリしています。
WebサーバーはXSERVER
をレンタルしていて、そこにデータが蓄積されるようになっています。
そしてSmamon遠隔監視サンプルファイル
を使って、スマホやPCのWebブラウザで表示できるようにしています。
現在公開中のサンプルファイルはこんな表示になります。
瞬時電力(1日分)
30分毎の電力量(2日分)
1日の電力量(2カ月分)
月間の電力量(2年分)
がそれぞれグラフ表示されるようになっています。
スマホで見るとこんな感じです。
費用的には、サーバー関係を除いて、初期費用は4~5万円程度といったところでしょうか。
あとはサーバー代と格安SIM代です。
サーバーは、機能的にはFTPが使えるWebサーバーなら何でもいいので、データの容量と転送量が問題なければ、無料のサーバーでも使えるはずです。
ただし、サーバーによっては、ファイル置き場として使ってはいけなかったり、常時転送するような使い方はNGの場合があるので、そのようなサーバーは避けた方がよさそうです。