パワコンが無駄に電気を消費するタイミング
以前からやろうと思っていたのですが、発電曲線のマイナス方向を見えるようにしてみました。
以下は今日の第1発電所と第2発電所の発電電力曲線です。
第1発電所
第2発電所
日中ところどころ出力が落ちているのは単に雲のせいですが、注目したいのは夕方の1日の発電が終わるタイミングです。
拡大すると、こうです。
第1発電所
第2発電所
グラフのレンジは、プラス方向は1目盛=10kW、マイナス方向は1目盛=100Wです。
この夕方のマイナス方向の電力、つまりパワコンが消費する電力は、どんなパワコンでも発生すると思いますが、その量はパワコンによって結構違うようです。
第1発電所は、最大130Wで約10分間。
第2発電所は、最大160Wで約24分間。
電力量的には3倍位違います。
ここで消費される電力は、パワコンの出力0の時の自己消費電力ですが、無駄に消費している電力です。
当然、小さいほど優秀なパワコンだと思います。
ちなみに、カタログなどにパワコンの待機電力が出ていますが、あれはパワコンが完全に停止した状態の消費電力で、これよりもっと小さくなります。
この夕方のパワコンの自己消費ですが、ちょっと視野を広げると、あまり良くない事のような気がします。
おそらく全国の太陽光発電所で同じように発生していると思うのですが、同じ地域の発電所はほぼ同じタイミングで発生することになります。
しかも夕方の電力消費が増える時間帯です。
直ちに何か問題になるような量ではないと思いますが、パワコンメーカーには頑張ってほしいと思います。