土地を買う時は、念のため放射線量もチェック

放射性物質の濃度が基準を超えている指定廃棄物が土木工事に使用されていたようです。

NHK NEWS WEB (2020/3/13)
環境省 放射性物質濃度が基準超の指定廃棄物 誤って工事に使用

放射性物質の濃度が一定の基準を超え、指定廃棄物となっていたコンクリートのがれき170キロが、環境省のミスでほかの廃棄物と一緒に回収されて土木工事に使用されていたことがわかりました。
環境省の発表によりますと、土木工事に使用されたのは、福島県飯舘村で民間の事業者が一時保管していたコンクリートのがれき、およそ170キロです。
放射性物質の濃度が1キロ当たり1万9300ベクレルで、環境省が去年11月に指定廃棄物に指定し専用の処分場に運ぶ予定でしたが、先月20日に調べたところ、ほかの廃棄物と一緒に回収され、村内の土木工事に使用されていたことがわかりました。
一時保管していた事業者はほかの廃棄物と区別して囲いを設けるなど、法令に定められた基準を守っていたにもかかわらず、環境省の職員が誤った指示を行い、ほかの廃棄物と一緒に運んでしまったということです。
土木工事が行われた場所の空間線量は周辺と同じ程度だということですが、環境省は指定廃棄物を含む資材を早急に回収し、適正に処理するとしています。

率直に思うのは、
こういうことはあるだろう。
ということです。

この手の廃棄物がどこまで厳密に管理されているのか分かりませんが、もしかしたら氷山の一角かもしれません。
いくら基準を作って法令を定めても、最終的には現場の担当者がどれだけ守れるか、継続できるか、だと思います。
結局最後は人なので、ミスはあるでしょう。

去年の台風19号の時には、こんなニュースもありました。
台風大雨で除染廃棄物54袋流出 2015年に前例 教訓生かせず
 

東京新聞(2019/10/23)

流出したフレコンバッグは行方不明になったり、空になったものが回収されたりしたようですが、そもそもフレコンバッグは何年も放置しておけるようには作られていないと思います。

福島県ではこのようなフレコンバッグが使用されているようです。

福島県フレコンバッグ
福島県 仮置場等技術指針について

耐候性をうたっているフレコンバッグの耐用年数は大体3年程度のようです。
(参考)環境省 仮置場の管理について
放射性物質を入れた場合の耐久性はよくわかりません。

フレコンバッグで保管されている除染廃棄物は中間貯蔵施設への搬入が進められていますが、環境省のパンフレット によると、
輸送対象物約1400万立法メートルに対して、
2018年10月末時点で搬入したのは約155万立法メートル
です。
まだまだ危険な状態で放置されている除染廃棄物が多く存在していると思われます。
さらに言えば、フレコンバッグにも入れられず山に残ったままの放射性物質もあるようなので、福島県に限らず、放射線のリスクは存在している可能性はあるのではないでしょうか。

ということで、念のためですが、私は土地を買う時は放射線量をチェックするようにしています。
福島の帰還困難区域でなければ問題になるような所はないはずですが、スポット的に少し線量が高めの場所はあるかもしれません。
別に気にしなければいいと思いますが、もしかしたら、将来その土地を売却する時に不利になる可能性はないとは言えないので、念のため、土地のチェック項目の1つにしています。

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