中国電力初の再エネ出力制御
先週の四国電力と東北電力に続き、本日、中国電力が初の再エネ出力制御を実施です。
NHK NEWS WEB (2022/4/16)中国電力 あす初の「出力制御」へ 太陽光発電など一時的に停止
中国電力ネットワークは太陽光発電の供給が増えすぎて大規模な停電になるのを防ぐため、17日、発電事業者に発電を一時的に停止させる「出力制御」を行うと発表しました。中国電力管内で出力制御が行われるのはこれが初めてです。
本日16:30時点の需給状況のグラフはこのようになっています。
11時から16時まで太陽光の電力が減っているのが分かります。
明日、正式な実績値が公表されると思われますが、制御量はほぼ予定通りでしょうか。
ちょっと気になったのは、九州も四国も本日出力制御が予定されていることです。
九州電力の域外送電は全て中国電力エリアに送られて、四国電力の域外送電は中国電力エリアと関西電力エリアに送られます。
つまり、中国電力エリアは出力制御が必要なほどの供給過剰状態にも関わらず、さらに九州と四国から送られてくることになります。
おそらく中国電力は多過ぎる分を関西電力に送ることになると思いますが、そうなると今度は関西電力の状況が気になってきます。
関西電力エリアの需要は大きいですが、出力を制御できない原発が稼働しています。
関西電力エリアの再エネ出力制御はまだ大丈夫かもしれませんが、今後の状況が気になります。