ハチの巣駆除、悪徳業者に注意

「レスキュー商法」にご用心。

読売新聞(2023/10/19)
ハチの巣駆除「削りに削って30万円」?HPで「550円から」とあったのに…高額請求にご注意

軒下などにできたハチの巣の駆除を巡り、業者から高額を請求されるトラブルが相次いでいる。ウェブサイトに記載された金額の数百倍を求められたケースもあり、全国の消費生活センターへの相談も増加。スズメバチの巣が大きくなって攻撃性の増す秋は、悪質業者にも遭遇しかねない。専門家らは「まずは自治体へ連絡し、適切な駆除方法を紹介してもらうのが安全だ」と注意を呼びかけている。


 
茨城県の男性(48)は9月上旬、自宅2階の軒下に直径数十センチの大きなスズメバチの巣が出来ていることに気付いた。ウェブ検索で一番上に出てきた駆除業者のサイトを見ると、「最短10分で到着」「料金は550円から。追加料金一切なし」などの文言が並んでいた。

見積もりを頼むと、訪れた若い男性から「やばいでかさだ。100万円はかかる」とまくしたてられた。明細を見ると、「6600円」の基本料金に「1」が付け加えられ、1万6600円に。薬剤の代金だけで40万円弱に上っていた。最終的に示された金額は「削りに削って30万円」だった。

驚いて契約を断り、町役場に相談すると、職員に紹介された地元の養蜂場が2万円で駆除してくれた。男性は「サイトの出来栄えも良く、大丈夫だと思い込んでしまった。言われるがままに高額を支払う高齢者もいるはずだ」と振り返る。

害虫駆除業者らでつくる公益社団法人「日本ペストコントロール協会」(東京)は「協会として金額を決めることはしていないが、脚立で手が届く範囲のスズメバチの巣なら、3万円程度が妥当だろう」と指摘する。

出張費込みで数千円以下という低価格を強調するサイトもあるが「基本料金」にすぎず、ハチや薬剤の種類などにかこつけて料金がどんどん加算されることも珍しくない。詳しい説明もなく作業が終了し、高額を請求されるケースもある。

ハチの巣駆除も「レスキュー商法」の1つでしょう。

読売新聞(2023/3/8)
生活の緊急事態につけ込む「レスキュー商法」…検索ワード連動広告を悪用する業者も

トイレの修理や鍵の解錠を巡り、出張訪問を受けた業者から法外な代金を請求されるトラブルが増えている。暮らしの緊急事態につけ込んだ「レスキュー商法」と呼ばれる手口で、国民生活センターによると、2020年度の相談件数は前年度比1・6倍。ネット広告の表示の仕組みを使って自社サイトに誘導し、法外な代金を請求する業者も確認されており、専門家が注意を呼びかけている。

ロードサービスのボッタくりもあるようです。

引っかからないように気を付けたいものです。